鳶魚書房

堅実にバカなことを

アニソン原曲DJの技術面についての講座的なもの

久々の更新になりますね。

 

昨年の12月に初イベントでDJを始めたばかりの自分ですけど、最近は人にDJ教える機会が多くなってきたのでそういう人に実際に機材使って説明する前に読んでおいてほしいなっていうのと、興味ある人に向けてだいたいこんな感じでプレイしてるよ〜って言うのを記そうかと思います。

 

自分は誰にもDJってものを教えてもらった経験がなく、先人のプレイを聞いて自分なりのやり方を編み出していったので「そうじゃねーよ」というよりは「こいつはこんな認識なんだな」と思ってもらえれば幸いです。下手糞のくせにいっちょ前に説明してんじゃねーよとか言われるとさすがに泣いてしまうので、ベテランの方々には温かい目でお願いしたいと思います…。

教えてくれる人がいないよーって人への軽い指南ともいった感じで。

 

そもそもアニソンDJって何してるの?

基本的に曲を被せ混ぜて違和感なく、イメージとしては自分の番手で1つの曲として繋いでいくのがDJのお仕事って印象ですね。

よくあるDJのイメージとしてスクラッチがありますが、アニソンでは滅多に曲中には使いません。ターンテーブルを使ってDJをしてる人は上手に使うなって人がいますけどCDJmidiコントローラーを使う人だとあまり見ませんね。

 

アニソン中心かつ原曲系のイベントではピッチやキー(ざっくり言うと音の高低)を変えるのはブーイングのもと。BPM(曲の早さ)の変え過ぎもダメです。お客さんはクラブらしいノリを楽しむというよりは大音量で好きなアニメの曲を聞きに来てるわけですから。

 

そして1番から2番にかけての限られた間奏(だいたい32~16拍が多いかな)を使って次の曲へ切り変えるという、DJとしてはなかなかの縛りがあります。Aメロ,Bメロ,サビと歌があるので曲を繋ぐ時間は間奏だけ。他ジャンルの半分以下しか使える部分がないんです。

 

DJにヘッドホンが必須なのは自分だけ先に次の曲を聞いておいて諸々の調整するため。…さすがにこれは分かりますよね。

 

 

どうやって曲を繋ぐの?

前提知識はいいとしてこから技術的なお話。

最近始める人はPCDJ用のmidiコンを買ってスタートだと思うので今回はそれを想定した説明が主です。

まず、これが出来てないとぶっちゃけDJって言えないよって要素が
BPM合わせ、拍合わせ、間奏の把握 の3つ。

選曲はいろいろな要素があるのでその後に記します。

 

BPMについて

beats per minute、1分間あたりの拍数ですね〜。

まあざっくり曲の早さだと思って下さい。

mixしていく場合これが合ってないとだんだんズレていきます。

基本的に混ぜる前に今流れてる曲と次の曲のBPMを耳で合わせておくんですが、

PCDJだと混ぜ途中にもsyncボタン1発押しておくだけで全くズレずに変更できるので便利です。徐々に上げ下げすることで違和感の解消もできるのでこれぞPCDJの利点って感じですね。

けど耳で合わせられるようになるとCDJ使う際には楽ですのでたまにはボタン使わずに合わせるのもお勧めしておきます。

余談ですが、BPMを本来の半分でアナライズ(例:160を80として)してる人が多いですが拍取りやり辛いんじゃないかな?どうなんでしょう。

 

拍合わせ

ざっくり言えば、次の曲はここから流したい!というところを決め(”頭出し”といいます)、そして前の曲の拍数と合わせて次の曲を流してゆく。

これが当たり前に出来てこそスタートラインに立ったといったところですね。

ちなみに、これが一番出来てない人が多いです。

 

いろいろな人に教えてる際に発覚したうえに、自分がここで苦労した経験がないので満足な説明ができなかったんですが、音楽やってた人は普通にできるのかな?そこのところどうなんだろう…。

地下打ちのオタ芸をしてたらサビ直前のクラップがサビの1拍前って身体で理解してるはずで、実はみんなわかってると思うんですけど…。

 

さて、一小節は4拍ってことは分かるかな…と聞いたら流石にバカにしてるのかと言われてしまいそうだけど。

簡単に説明してしまえば曲を聞いてリズムを取る。

謡曲やラジオ体操などからして日本の曲は8拍単位で数えるみたいなので2小節で区切ると楽です。(ヲタ芸も然り)

つまり 1,2,3,4,5,6,7,8,1,2,3,4...って拍を数えていって区切りを見つける感じです。

1,2,3,4,1,2,3,4...と、小節を指折り数える人もたくさんいますね。(こっちのほうが多い?)

 

そして、慣れてきたかな〜という人が口を揃えて言う特に拍が取れない曲が「声からスタートする曲」。

簡単に言ってしまえば1拍目が見つけづらいってことしょうか。

これは例を出すと”恋愛したいっ!”の開幕なら4.5拍目から8拍目にかけて「ら〜ぶし」が入って「たいっ」が1拍目にあります。

ClariSの”irony”なら「そん」が8拍目、「なー」が1拍目と言った具合。

故にこういった曲は前の曲のサビの終盤、つまり間奏に入る直前からmixを始めるのが正解なわけです。

 

 

最近のアニソンには変拍子の曲は少ないのでBPMと拍をしっかり把握していれば基本的に綺麗に乗るはずです。他の要素もあるし曲調にもよりけりですけどね。

 

・間奏の把握

これは選曲にも関わるしB2Bやるときに大事です。

 

間奏が16拍で次の曲の前奏が32拍あったらどうするか?

これは曲を別のものに変えてもいいし変えなくてもいい。

次の曲の前奏を16拍進んだところから再生して混ぜるのもいいし、前の曲の間奏を16拍ループさせて引き伸ばしてもいい。

 

ただやっぱり、元々間奏と前奏の長さが合ってたほうが楽だし、気持ちいいはず。

間奏は覚えておかないと2番の歌が入ってダサいことになってしまったり…

慣れちゃえば前の曲を流してる間に前奏と間奏をまとめて聞いちゃうから当日初めて渡された曲でもいける。

これに関しては最初はメモするなりして覚えてくれとしか言いようがないです。

 

 

・選曲について

自分の一番の苦手分野。

場に合った選曲が出来てこそDJなんですが、選曲感覚がちょっと違うらしいのであまり人のことが言えないです。

 

とりあえず近いBPMから曲調が近いのを選ぶのが綺麗ではあるんですが…

やはりその中でもアニメが同じ、アニメの放映時期が同じ、歌手が同じなど、関連性をもたせると盛り上がります。

ぶっちゃけ人気曲ならBPMがどれだけ変わろうが繋ぎが下手でもウケます。もちろん雑に流されたり有名な曲ばかりだとテンション下がるって人もいますけどね。

あと、実証済みですが作曲者繋ぎはウケません!お客さんが分かると限らないので。

 

ついでに、最近DJ始めたって人に多い「この曲がイベントでかからないから自分で流したい」って動機について。

悪いとは言わないけどそういう思いばかりが先行して、繋ぎが適当だったりオナニープレイになると流石に「家でiTunesで好きな曲シャッフル再生してたほうがマシだな〜。」って思われちゃうし場の空気がすごいことになるので気をつけたほうが良いです。普段からフロア見ましょう。

場に来てくれた人を楽しませたい!って動機が一番伸びると思いますね。

 

最後はやっぱり上手な人のプレイを聞くのが近道だと思います。

 

 

 

・最後に

こんな雑記でもいつもイベントで聞くところに新しい視点が加わったり、DJに興味を持ってもらえたり、はたまた初心者の参考になれば幸いです。

 

 

 

あとは追々覚える項目と言うか余談。

・イコライザ、音圧について

みんなもっと弄っていきましょう。

2曲を混ぜるってことは何も調整しないと2曲分の音圧が伝わる。

つまりうるさいし、繋ぎ終わったあとのショボさ(音圧の無さ)がすごいです。

とりあえず繋ぐときにLOW(ベース、ドラムのキック等)だけでも切るとだいぶ変わるし、バンドサウンドならHIGH(シンバル系)も弄れば違和感が解消されるかも。

聞かせたい音だけをイコライザ調整して先に聞かせたり、そういう工夫をするとより楽しくなると思います。

 

 

おわり。